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戸籍謄本と除籍謄本の違い

  • 文責:弁護士 宮城昌弘
  • 最終更新日:2026年1月15日

1 戸籍とは

戸籍とは、市町村の区域内に本籍を定める一の夫婦及びこれと氏を同じくする子ごとに編成された、本国籍を持つ個人の身分関係を公的に示すための制度、および文書です。

戸籍には様々種類があり、戸籍謄本や一部の人のみ示した戸籍妙本、除籍謄本や法令改正前により、新しい様式に作り替えられる前の古い戸籍である改製原戸籍謄本などがあります。

そのうち、相続手続きなどで使われる、戸籍謄本と除籍謄本の違いについて、本記事では述べていきます。

2 戸籍謄本について

戸籍謄本は、現戸籍とも言われ、現在有効な戸籍のことを指します。

つまり、その戸籍内に、1人でも生きている人が残っている状態の戸籍となり、現在戸籍に残っている人のみが記載されています。

パスポートの申請や婚姻手続きなど、現在の家族関係を証明する際に必要となる書類となります。

3 除籍謄本について

除籍謄本は、その戸籍に記載されている人全員が、死亡や婚姻、転籍などによりいなくなったことを証明する書類となります。

そのため、除籍謄本には、生きている人は誰も残っていない状態であり、過去の身分事項が記載されています。

除籍謄本は、日常ではほとんど使用されませんが、主に相続手続きで、亡くなった人の出生から現在までの身分関係の変遷を証明するために必要となってくる書類となります。

除籍謄本は、除籍謄本に名前が記載されている人だけでなく、その人の配偶者や、その人の子や孫などの直系卑属、親や祖父母などの直系尊属の方々に請求権があります。

他にも、上記以外の亡くなった人の相続人など自己の権利の行使又は義務の履行のために正当な理由がある方々も、請求権が認められます。

相続手続きにおいて、注意が必要な点は、亡くなった方の戸籍が除籍謄本になるとは限らない点です。

そのため、亡くなった方が死亡により除籍したことを示すのは、戸籍謄本を取得する必要がある場合もあります。

4 相続手続きでお悩みの方はご相談ください

相続手続きにおいて、戸籍謄本や除籍謄本が必要になってきます。

状況によってはかなりの数の戸籍を集めなければならないケースもあります。

取得方法やどの場面でどちらの戸籍が必要かの判断に悩むことも多いです。

戸籍の収集についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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