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相続放棄の熟慮期間

  • 文責:所長 弁護士 石井浩一
  • 最終更新日:2022年7月7日

1 相続放棄は3か月以内にしないといけない

相続発生後、相続人は、家庭裁判所に申し立てることにより、相続放棄をすることができます。

相続放棄を行うと、はじめから相続人ではなかったことになりますので、亡くなった人に借金があった場合に、その借金を一切支払わなくてよくなります。

相続放棄には期限があり、「相続の開始があったことを知った時」から3か月以内に行わなければいけません。

とはいえ、この3か月の間であれば、相続放棄をするかあるいは相続をするかについて検討することができます。

この検討期間のことを「熟慮期間」といいます。

2 熟慮期間のスタート地点:「相続の開始があったことを知った時」

相続放棄をできる3か月の期間のスタート地点は、「相続の開始があったことを知った時」です。

一般的には、親など近しい人が亡くなり、当日に亡くなったことを知るため、

「相続の開始があったことを知った時」=死亡日

になることが多いです。

もっとも、厳密には、この「相続の開始があったことを知った時」とは、

① 相続の開始があったこと

例)親が死亡して、子供が相続人になった。

実の子である相続人が相続放棄をし、亡くなった人の兄弟である自分に相続の権利が回ってきた。

② ①を知ったこと

例)死亡したことを知った。

実の子である相続人が相続放棄をしたことを知った。

の2つの条件を満たす必要があります。

そのため、

「相続の開始があったことを知った時」≠死亡日

となるケースも珍しくありません。

3 例外ケース:「相続の開始があったことを知った時」≠死亡日

⑴ 独居していた叔父が亡くなったことを警察から教えられたケース

亡くなった人に子供がいない場合、その兄弟や甥姪が相続人になることがあります。

そのため、一度、親戚の集まりで会っただけの人から相続してしまうケースもあります。

特に、その人が独居しており、孤独死をしてしまうと、発見が遅れ、通報により警察が発見し、親戚に連絡が来ることもあります。

この場合は、

「相続の開始があったことを知った時」=警察からの連絡があった日

となります。

⑵ 実の子供が相続放棄をしたケース

相続放棄をすると、最初から相続人でなかったことになります。

そのため、子供がいない場合の相続と同じく、死亡した人の兄弟や甥姪が相続人となる場合があります。

この場合、兄弟が死亡したことは当日に知っていたとしても、その時点では、まだ死亡した人の子供が相続人であるため、兄弟は相続人ではありません。

そのため、まだ、「相続の開始」がありません。

「相続の開始」は、子供が相続放棄をした時点になります。

このようなケースの場合は、

「相続の開始があったことを知った時」=死亡した人の子供が相続放棄をしたことを知った時

になります。

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