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相続手続きをしなかったらどうなるのですか?

1 相続手続きをしなかったら,どのような問題が起きるか

相続手続きをしなかった場合には,被相続人名義の財産が,いつまでも,被相続人名義のままで残ってしまうこととなります。

預貯金については,被相続人名義のままですと,払戻等ができず,金融機関から出金できないままの状態になってしまいます。

不動産についても,被相続人名義のままですと,売却したり,抵当権を設定したりすることができません。

このように,相続手続きを行わなければ,遺産を新たに処分することができず,権利関係については現状のまま置いておくしかないこととなります。

2 最近の出来事

⑴ 最近,特に不動産の相続手続きが行われないことで,様々な社会問題が起きるようになってきています。

たとえば,平成30年現在では,日本の土地のうち,実に九州と同じくらいの広さの土地が,相続登記がされることなく放置されていると言われています。そのうちの多くは,山林が占めています。

⑵ また,山林だけでなく,都市部でも,相続登記がされないことによる問題が生じているとの報道がなされています。

たとえば,最近,都市の真ん中に古い家屋が残っており,都市開発することができないという問題が生じているとの報道がなされました。

こうした問題は,被相続人名義の不動産について相続手続きが行われず,何十年もの年月が経過した結果,相続人が死亡してさらに相続が発生し,相続人の人数が莫大になってしまい,相続手続きを行うことが極めて困難になってしまったことが原因となっています。

⑶ こうした問題に対処するため,平成30年現在では,相続登記が長期間行われない場合には,何らかのペナルティを課すべきであるとの議論もなされています。

相続登記の問題が発生することを避けるためには,相続人の人数が限られているうちに,不備のない相続手続きを行うのが望ましいでしょう。

3 相続手続きについてのご相談

長期間相続手続きが行われないことの背景には,相続人間が不和であり,協議が困難である等の事情があることが多いです。

当法人は,相続人間で紛争が存在する案件も含めて,相続手続きについてのご相談をお受けしています。

当法人は,東京にも事務所がありますので,相続手続きについてのご相談がありましたら,当法人にお問い合わせください。

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